晒の綿生地に、型紙を置いて防染糊（ぼうせんのり）を均一に刷ります。染め色ごとに防染糊の土手を作り、そこに染料を注ぎ下からポンプで吸い取りながら生地を染めていきます。昔からの技法で手作業の味わい深い染め上がりが特徴です。

注染の染料は非常にデリケートであるため、温度、湿度といった自然環境によって発色が変わります。発色の再現性を高める管理は徹底しておりますが、色のブレが発生することがございます。
そのため色合わせは技術的に難しく職人の技量に委ねられます。極力ご希望の色に合うよう努力はさせて頂きますが、予めご理解をお願い致します。なお、納品後の色のブレ等はノークレームにてご容赦願います。また、事前に校正サンプルをお出しすることが出来ませんので、ご発注後、直接本番となります。

いろいろと制約が厳しいですが、染め独特の風合いや温かみを感じさせる仕上がりが楽しめます。